豊胸手術と聞いて最初に思い浮かぶイメージが、人工乳腺バッグではないでしょうか。以前はバッグの破裂、破損による不具合が生じた例もありますが、最近は安全性を追求した新しい人工乳腺バッグが出てきました。人工乳腺バッグは、脇のしわに沿って切開しバッグを挿入しますので、傷跡も目立たず一度で持続性のある豊胸が可能になります。
2種類の人工乳腺バッグ豊胸
人工乳腺バッグの挿入方法は状態、骨格などによって2種類の方法で行われます。
大胸筋下法
大胸筋下法では、人工乳腺バッグを大胸筋の下に入れます。この場合、脇の下の目立たない部分を切開して人工乳腺バッグを挿入するため、傷が目立ちにくく、バッグのカタチも出にくいため、仕上がりも自然になります。この方法は大胸筋が鍛えられている方には向いておらず、手術後の痛みが乳腺下法よりも強い傾向にあります。乳腺があまり発達しておらず、胸のボリュームの少ない人に向いています。
乳腺下法
乳腺下法では乳房の下を切開し、人工乳腺バッグを大胸筋と乳腺の間に挿入します。切開した場所の治りも早く、自然な仕上がりになります。ただ、経験の少ない医師の場合は乳腺を傷つけられる恐れもあるため、医師選びには注意が必要です。また、人工乳腺バッグの上には乳腺だけになってしまうので、触るとバッグの感触が伝わってしまうことがあります。
